「安全の検討 不十分」 児童虐待で葛飾区検証委

2021年9月1日 06時39分
 葛飾区内で昨年一月に起きた児童虐待事件を巡り、区が設置した検証委員会は三十一日、記者会見し「職員間で危機感が共有されず、児童の安全確保策の検討が不十分だった」とする検証結果を公表した。
 委員会は、福祉が専門の有識者らで構成。区は児童の家庭を訪問してきたが、委員の一人の有村大士・日本社会事業大准教授は「虐待の可能性を低く見てしまい、人員が少ない状況で家族の変化についていけなかった」と指摘し、再発防止に向けて「常に人材を確保できるよう区役所全体で工夫すべきだ」などと提言した。
 会見に同席した青木克徳区長は「責任を痛感している」と述べ、体制強化の方針を示した。
 区によると、幼児の長男の顔を殴るなどしたとして、母親と元交際相手が傷害容疑で逮捕され、それぞれ有罪が確定した。(加藤健太)

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