小池知事「理由も含めて昨年と同じ対応」 関東大震災の朝鮮人追悼文、5年連続で送らず

2021年9月1日 11時56分
小池百合子知事

小池百合子知事

 1日に東京都墨田区の横網町公園で催された関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典に今年も追悼文を出さなかったことについて、小池百合子知事は同日、「理由も含めて昨年と同じ対応です」と述べた。知事の追悼文取りやめは5年連続になる。
 都庁の入庁時に記者が「追悼文を送られていないかと思いますが、あらためて理由を」と質問。小池氏は「理由も含めて昨年と同じ対応です」とだけ述べた。続いて「コロナ禍にあって、今海外からパラリンピックの選手が来ていて、どういう規模の直下地震が起こったときどうするのかなど、いつも危機管理をしっかり考えて、避難所、コロナの中での避難所のありかたなど、今日この日を機にあらためて確認していきたい」などと話した。
 
 朝鮮人犠牲者への追悼式典は1974年に始まり、毎年、歴代の都知事が追悼文を送ってきた。小池氏は就任2年目の2017年から「都慰霊協会が営む大法要で全ての震災犠牲者を追悼している」として、個々の式典への送付を取りやめている。
 
 これに対し、朝鮮人犠牲者の追悼式典の実行委員会は「民族的な差別意識などで虐殺された人は自然災害の犠牲者とひとくくりにせず、二度と同じ過ちを繰り返さない姿勢を示してほしい」と抗議声明を出して、見直しを求めていた。

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