モデルナ異物はステンレス…製造機器の破片混入 「医療上のリスク低い」

2021年9月1日 22時22分
モデルナ製の新型コロナワクチン

モデルナ製の新型コロナワクチン

 米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンから異物が見つかり、使用見合わせとなった問題で厚生労働省は1日、国内の流通を担う武田薬品工業の調査の結果、異物はステンレスであることが分かったと発表した。製造機器の破片だとしている。
 武田薬品は同日、ステンレスは心臓の人工弁などに使用されているもので、破片が筋肉に注入された場合でも「局所で反応を引き起こす可能性はあるが、医療上のリスクが増大する可能性は低い」との見解を発表した。
 使用を見合わせている3ロットのワクチンについて、武田薬品は2日から自主回収に着手する。
 武田薬品によると、異物は製造ラインに取り付けられた金属部品の不具合により混入したと考えられる。製造機器の部品が不適切に配置されていたことが原因の可能性がある。不具合が関係するのは、使用見合わせとなっている三つのロットのみだとした。
 また見合わせ対象となったワクチンの接種後に男性2人が死亡したことについて、武田薬品は接種との因果関係は確認されておらず「現時点では偶発的に生じたものと考えられる」との見方を示した。
 モデルナ製を巡っては厚労省が8月26日、5都県8カ所の接種会場で計39本の未使用状態の瓶から異物の混入が見つかったと発表した。いずれもスペインにある工場で作られた同じロットの製品だった。(共同)

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