朝鮮人犠牲「正しく語り継ぐ」 大震災98年 熊谷市、2年ぶり追悼式

2021年9月2日 07時40分
 一九二三年九月の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者を慰霊する、熊谷市の追悼式が一日、市の葬斎施設「メモリアル彩雲」であり、富岡清市長は「歴史を後世に正しく語り継ぎ、再び過ちを犯さぬことを誓います」と述べた=写真。
 同市立図書館がまとめた資料などによると、震災後には県内でも北部を中心に虐殺事件が相次いだ。「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れる」「暴動を起こす」などのうわさを信じた住民らが朝鮮人を襲い、熊谷市や本庄市、上里町などで二百数十人(未確認を含む)が命を落としたとされる。
 新型コロナウイルス感染拡大で昨年は式典が中止されたが、今年は出席者を減らすなど規模を縮小して開催。この日は本庄市も追悼式典を開き、上里町では町長が慰霊碑に祈りをささげるなどした。(渡部穣)

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