新座の小学生がパラ射撃観戦 静かに見つめた技 校長「感じたことを伝える役割」

2021年9月2日 07時44分

パラリンピックの射撃競技を観戦する児童ら=陸上自衛隊朝霞訓練場で

 東京パラリンピックを児童生徒が会場で観戦する「学校連携観戦プログラム」に参加した新座市の小学校の児童が1日、陸上自衛隊朝霞訓練場(同市など)で射撃競技を観戦した。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令される中、県内では唯一の参加となった。(飯田樹与)
 この日は混合エアライフル伏射(運動機能障害)のSH1とSH2の二種目が行われ、四〜六年生の計百十三人が学年ごとに時間を分けて観戦した。学校と会場の間は徒歩で移動し、会場では間隔を空けて座った。いすや車いすに座り、支持台を使うなどして的を捉える選手たちに、声援の代わりに拍手を送った。観戦した児童は「パラリンピックを生で見られるのは一生に一度だと思うので良かった」とはにかんだ。
 この小学校ではパラ競技の体験会をするなど五輪・パラリンピック教育に力を入れてきたという。参加は希望者のみとし、期間中、全校児童三百四十二人の約八割が会場で観戦する予定。校長は「さまざまな考えがあることは承知しているが、素直な目と心で感じたことを未来に伝える役割があると思う」と話した。
 同プログラムでは、五月の時点で県内の学校から五輪も合わせて約八万六千枚分のチケット申し込みがあったが、キャンセルが相次ぎ、五輪では会場での観戦が中止された。県は、パラ大会の観戦は共生社会を目指す上で教育的な意義があるとして、県内会場のみ実施。市や学校には抗議も届いているという。

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