禁錮5年の実刑判決で飯塚被告はどうなる? 禁錮刑確定でも「執行停止」の可能性も

2021年9月2日 18時41分
事故現場で実況見分に立ち会う旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(中央)=2019年6月

事故現場で実況見分に立ち会う旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(中央)=2019年6月

 東京・池袋の乗用車暴走事故で2日、禁錮5年(求刑禁錮7年)の実刑判決を言い渡された飯塚幸三被告(90)。被告側か検察側かが控訴すれば、審理は東京高裁に移る。飯塚被告は在宅のまま起訴されており、刑が確定しなければ収監はされない。
 事故後、飯塚被告は逮捕されないまま警視庁による捜査が続き、書類送検を経て在宅起訴された。元官僚で勲章を授与されている飯塚被告の経歴から、ネット上では「上級国民は特別扱いか」と疑問の声も上がった。検察幹部は当時「逮捕や勾留が必要なのは証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合。飯塚被告はけがで入院しており、口裏合わせも考えられないから、警察は逮捕しなかったのだろう」と推察していた。
 実刑判決が確定した場合でも、刑事訴訟法には例外規定がある。懲役刑や禁固刑の受刑者について、著しく健康を害する恐れや命に危険が生じる可能性があれば、検察官の判断で刑の執行を停止できる。
 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「医師と相談し、飯塚被告が刑務所の生活に耐えられるかを慎重に判断するだろう」と話す。(山田雄之)

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧