全日本少年軟式野球東京都大会 大塚オールスターズ 3度目で悲願つかんだ

2021年9月3日 08時04分

都大会初優勝を果たした大塚オールスターズ(いずれも都丸満撮影)


◆リポビタントーナメント 第38回 全日本少年東京都予選 都軟式野球連盟主催 東京中日スポーツ・東京新聞後援
 板橋区の荒川戸田橋緑地野球場で8月21日、共に初優勝を懸けた決勝が行われ、大塚オールスターズ(文京)が鐘ケ淵イーグルス(墨田)を退け都大会初の頂点に登り詰めた。 (都丸満)

◆さよならコールド

 共に初優勝を懸けた一戦は、大塚オールスターズが快勝し頂点に立った。
 5戦中3戦が1点差での勝利と初戦から楽な試合は無かった。それでも準決勝では、分が悪かった強豪・駿台学園中(中体連・北)に4点差を詰め寄られるも、4−3で逃げ切り、優勝したかのように喜びを爆発させた。
 決勝では、2回まで0−0。また1点差勝負? と思えたが、3回裏、先頭の8番・渡邉誠が右前打、死球後には里山潤の左前打で先制。1死後には駒形隆太の中犠飛でも加点し計2点。勢いづいた大塚はさらに4回、犬塚康煕、早川恵陽の連打などに敵失も絡み、9人で5得点を奪い突き放した。

先発した早川が5イニングを投げ2安打1失点と好投した

 投げても、「緊張していた。初回を抑えられれば」と先発・左腕の早川。その言葉通り、1回を3人で抑えると、2、3回も三者凡退の完璧投球。5回表には、ソロ本塁打を許すも後続を抑え最少失点にとどめた。
 7−1で迎えた5回裏、あと1点でコールドゲーム。先頭の犬塚が四球を選び、さらに2つのパスボールで無死三塁。試合を決めたのは、ここまで2安打6三振1失点と好投した左腕・早川。3−1からの5球目を左前に運び決した。
 昨秋の都新人戦はベスト16、東京23区大会もベスト8で終えた大塚。「その負けを糧に練習してきた」と漆原颯人主将。今大会では2016年と19年に決勝に挑むも、いずれも上一色中(中体連・江戸川)に破れ涙をのんだが、「3度目の正直で達成できて良かった」。5イニングを投げきった早川は「残り少ない中学野球生活で良い思い出ができるように頑張っていきたい」とともに声を弾ませた。
◆優勝メンバー◆
(10)漆原颯人(0)里山潤(1)早川恵陽(2)岩坂懸(3)駒形隆太(4)平沼蓮樹(5)後藤壮(6)犬塚康煕(7)清原祥太朗(8)渡邉誠(9)上田遼太郎(11)髙嶋泉希(12)小林虎ノ介(13)小松隼(14)中村健志(15)上野大輔(16)岩本大夢(17)畠山悠里(18)喜多村拓聖(19)加藤慈人

◆鐘ケ淵イーグルス 成長の銀

来年につながる銀メダルを獲得した鐘ケ淵イーグルス

 新人戦では2011年に連覇、13年にも優勝し全国春季大会に出場。優勝と2回の準優勝を記録している鐘ケ淵イーグルスだが、今大会では大塚と同様、準優勝が最高位で、11年ぶりの決勝に挑んだ。
 「入り方は良かった」(池田幸世主将)という1、2回は、死球、失策で出塁を許すも、しっかりとホームを守った。しかし0−2の4回には、安打に失策が重なるなど一気に突き放された。攻撃でも、得点には絡まなかったが森田海人の中前打と、池田主将の一矢報いたソロ本塁打の2本のみに終わった。
 池田主将は「悔しいしかないです。試合前から堅かった、守備のエラーが…」と敗因を語り、八木哲朗監督は「悪いところが全部出てしまった。これが、うち実力なんでしょう」と天を仰いだ。それでも「チームも出来てきて、ここまで来てくれたのはうれしいですね」とうなずいた。
◆準優勝メンバー◆
(10)池田幸世(1)栗原侑杜(2)前嶋陽(3)渡邉峻太(4)森田海人(5)島田将成(6)片倉稜大(7)八木悠斗(8)勝又健吾(9)森本翔貴(11)生方漣(12)仲田俊(13)吉田大樹(14)高梨結世(15)中野弘大(17)中島摩大(18)針谷真稀(19)鈴木浩介(21)草島悠人(23)寺澤拓海
▽決 勝
鐘ケ淵イーグルス
00001|1
00251|8
大塚オールスターズ
 (5回コールド)
(鐘)針谷真稀、森本翔貴−森田海人、前嶋陽
(大)早川恵陽−漆原颯人
 本塁打 池田幸世(鐘)
(東京中日スポーツ)

関連キーワード

PR情報