【菅首相コメント全文】総裁選不出馬の説明は2分、会見せず 「コロナ対策と選挙活動、両立はできない」

2021年9月3日 21時56分
自民党総裁選不出馬について、記者団の取材に応じる菅首相=3日、首相官邸で

自民党総裁選不出馬について、記者団の取材に応じる菅首相=3日、首相官邸で

 菅義偉首相は3日の自民党臨時役員会で党総裁選への不出馬を表明後、官邸のエントランスで記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」に応じたが、追加質問を受け付けず、わずか2分程度で終わった。通例では、首相が国内外に大きな影響を与える退陣を決断したら、すぐに正式な記者会見を開いて理由などを説明していた。
 首相は記者団の取材に対して、新型コロナウイルス対策と総裁選の両立は莫大ばくだいなエネルギーが必要で困難だと指摘。「来週にでも改めて記者会見をしたい」と述べると、小野日子ひかりこ内閣広報官が「終わります」と宣言して打ち切った。
 記者から「今日は最後まで答えてください」「丁寧な説明をお願いします」と呼び掛けて追加の質問を求めたが、首相は振り向かずにそのまま立ち去った。
 政府は来週にも、東京や愛知など計21都道府県に12日までの期限で出されている新型コロナの緊急事態宣言の取り扱いについて、解除するかどうかを判断する。首相は新型コロナ対応に関する記者会見を開く予定で、その場で退陣についても説明する考えとみられる。
 安倍晋三前首相は昨年8月、辞意を表明した日に、コロナ対策として設定されていた記者会見で辞める理由などを説明した。(清水俊介)
 ▼菅首相の発言は以下の通り。
 先ほど開かれました自民党役員会において、私自身、新型コロナ対策に専任をしたい、そういう思いのなかで、自民党総裁選挙には出馬をしない、こうしたことを申し上げました。
 総理大臣になってから、まさに新型コロナ対策中心とするさまざまな国が抱える問題について全力で取り組んできました。そして、今月17日から、自民党の総裁選挙が始まることになっていまして、私自身、出馬を予定する中で、このコロナ対策と選挙活動、こうしたことを考えたときに、実際、ばく大なエネルギーが必要でありまして、まあ、そういう中で、やはり、両立はできない。どちらかに選択をすべきである。国民のみなさんにお約束を何回ともしています。新型コロナウイルス、この感染拡大を防止するために、私は専任をしたい、そういう判断をしました。
 国民のみなさんの命と暮らしを守る、内閣総理大臣として私の責務でありますので、専任をして、ここをやり遂げたい。このように思います。
また来週にでもあらためて記者会見をしたい。このように思います。以上です。

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