「不倫相手との交際の足しに」給付金詐取か 警察官の摘発は全国初

2021年9月3日 19時01分
 国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円をだまし取ったとして、警視庁は3日、詐欺の疑いで、立川署交通課の男性巡査部長(59)ら4人を書類送検し、巡査部長を懲戒免職処分とした。警視庁によると、警察官が持続化給付金の詐取容疑で摘発されたのは全国初という。

◆50万円は妻、不倫相手にも現金と贈り物

 他に書類送検されたのは巡査部長の60代の妻、巡査部長の不倫相手で50代の自営業女性と、その知人の80代男性。
 書類送検容疑では、巡査部長らは、昨年11月、実際はアルバイトをしていた妻が家政婦の仕事をしていたと偽り、持続化給付金を申請し、同12月に中小企業庁から100万円をだまし取ったとされる。
 警視庁によると、巡査部長は「不倫相手から『奥さんがパートなら給付金もらえるんじゃない』と言われ、交際費の足しにしようと思った」と容疑を認めている。100万円のうち50万円を妻に、残り50万円から不倫相手に現金とプレゼントを渡したという。
 妻は「まずいと思ったが、夫が大丈夫と言うのでやった」と話している。不倫相手と知人男性は申請を手伝った。年末調整の際に妻の年収が増えていたため、署が市役所に問い合わせて給付金の受給が発覚。当初、巡査部長は「妻が勝手にやった」と話したが、その後、関与を認めたという。
 堺瑞崇警務部参事官は「都民の信用を失墜させる行為で誠に遺憾。厳正な規律の保持を改めて徹底したい」とコメントした。

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