紛争の母国離れ出場 難民選手団に画面越しエール 文京の小学生、オンラインで交流

2021年9月4日 07時12分

難民選手団の選手らと画面越しに交流する子どもたち=文京区役所で

 文京区は三日、東京パラリンピックに出場している難民選手団と区内の小学生とのオンライン交流会を開いた。区は選手団のホストタウン。児童は、国立競技場にいる選手を画面越しに応援し、紛争などで母国を離れて大会に参加している選手団への理解を深めた。(長竹祐子)
 交流会には、児童ら約百人が各家庭からオンラインで参加。
 区役所にいる国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所の担当者が「世界には八千二百四十万人の難民がいる。自分が難民になったらと想像してみて」と呼び掛けると、子どもたちは画面越しに、「悲しい」「耐えられない」などと答えた。
 続いて画面は国立競技場へ。イラン出身のシャハラッド・ナサジプール選手の男子円盤投げ競技を観戦し「がんばって」などと応援。元キューバ難民のイレアナ・ロドリゲス選手団長に「難民選手団がメダルを取ったら、流れる音楽は?」などの質問もした。
 参加した駕籠(かご)町小四年の垣本律紀君は「障害があって努力する難民選手たちはすごい。僕も努力しようと思った」と話した。
 難民選手団は、紛争などで母国を離れた選手たちで結成。前回のリオデジャネイロ大会に初めて出場、東京では競泳、陸上競技などに六人が参加している。
 文京区では姉妹都市のドイツ・カイザースラウテルン市が難民を受け入れていることから、今年六月にホストタウンに登録。コロナ禍で選手らと直接交流はできなかったが、UNHCRのシンボルカラーの青色の折り紙で作った紙飛行機を集め、応援メッセージと一緒に選手村に届けるなどの活動をしてきた。

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