<新型コロナ>浦安市、救急搬送の困難に備え 一時待機所設置 6日から  消防本部車庫内

2021年9月4日 07時19分

消防本部庁舎1階車庫に設置された、エアテントの一時待機所=いずれも浦安市で

 新型コロナウイルス感染者の増加で救急車による救急搬送が困難なケースが各地で相次いでいることから、浦安市は市消防本部庁舎内に一時待機所を設置した。ベッド二床とともに酸素投与設備などを備えており、三日には報道関係者に公開された。六日午前八時半から運用される。(保母哲)
 消防本部庁舎一階車庫内に設置されたのは、エアテント(縦横各六メートル、高さ三メートル)。内部は間仕切りで二部屋に分かれている。救急隊員が血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターや血圧計などを備え、感染者の容体をみるとともに、必要に応じて酸素投与を行う。
 感染者の搬送先が決まるまで長時間かかる場合の一時利用とし、救急出動が不可能になるのを防ぐのが目的。エアテント脇には簡易トイレ二基も据えられた。
 内田悦嗣市長は「この待機所が使われないのが一番いいが、感染者の急増に備えた」と説明。同消防本部の角田泰紀消防長も「市民の間で『救急搬送できないこともあるのでは』との不安が広がっており、少しでも不安の軽減につながれば」と話した。
 浦安市では、消防本部庁舎に入る浦安消防署と三つの出張所で計六つの救急隊が活動している。保有する救急車は計六台(ほかに予備車一台あり)。同本部によると、救急出動のうち新型コロナで陽性だったのは七月が三十八件。八月には百二十六件と急増した。
 出動から現場出発まで四時間以上かかったケースが三件あり、最長は七時間半だった。救急車には十リットルの酸素ボンベ二本が常備されており、消防ポンプ車にも二リットルボンベ二本を備えている。 

テント内では酸素投与も行われる


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