<新型コロナ>さいたま市立図書館、一部再開 休館前の予約、書籍など貸し出し始まる

2020年5月16日 02時00分

体育館で行われた予約本の受け渡し作業=さいたま市浦和区の高砂小で

 新型コロナウイルスの影響で三月二日から臨時休館していたさいたま市立図書館は十五日、一部業務を再開し、予約済み図書の貸し出しを始めた。休館前に予約された書籍やCD・DVDは五万点を超える。利用者からは「ずっと待っていた」と喜ぶ声が上がった。(前田朋子)
 市内で最も蔵書が多く、ビルの高層階にある中央図書館(浦和区)は、エレベーター内での密集を避けるため、近くの市立高砂小の体育館で実施。八千点の書籍などを二日がかりで運び、準備した。来訪が一時間あたり四十人程度になるよう利用カード番号などで利用者に時間を指定した。
 スタッフは手袋を着け、カードはトレーに載せ、貸し出し業務を実施。最初に訪れ五冊を受け取った公務員の関聡子さん(40)は「ありがたい。館内で勉強もするので開館を待っている」と話す。南区の小宮恭子さん(70)は孫の絵本など十冊を受け取り「本は生活に欠かせない。家族で待ち望んでいた」と笑顔を見せた。
 予約図書の貸し出しを始めたのは市内二十五館のうち十七館。二十五日からはインターネットや電話で新たな予約の受け付けも始め、六月からは感染状況を見て判断する。 

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