坂本弁護士の遺志つなぐ…オウムによる一家殺害から32年、元同僚らが慰霊碑に献花

2021年9月4日 20時43分
慰霊碑に献花する小島周一弁護士(右)と有野優太弁護士=4日、富山県魚津市で

慰霊碑に献花する小島周一弁護士(右)と有野優太弁護士=4日、富山県魚津市で

 オウム真理教幹部らによって1989年11月に殺害された坂本堤弁護士=当時(33)=一家3人のうち、富山県魚津市の僧ケ岳中腹に埋められた妻都子さとこさん=同(29)=への追悼献花が4日、同市の片貝山ノ守キャンプ場にある坂本一家慰霊碑であった。
 都子さんメモリアル愛とヒューマンのコンサート実行委員会と日本国民救援会新川支部が主催。毎年献花している。
 一家は殺害後、95年9月6日に坂本さんが新潟県上越市、都子さんが魚津市、同月10日、長男龍彦ちゃん=同(1つ)=が長野県大町市で遺体で発見された。
 坂本堤弁護士が生前勤めていた横浜法律事務所(横浜市中区)の先輩、小島周一弁護士(65)ら東京、神奈川の弁護士らも参加。小島弁護士は「事件から32年、遺体発見から26年たつが、慰霊碑には花が絶えず、一家3人は慈しんでもらっている。今後も事件のこと、坂本一家のことが忘れられないよう、やれることをやっていく」とあいさつした。
 事務所の新人、有野優太弁護士(27)も事務所の慣例で小島弁護士と並んで献花。「坂本堤弁護士の社会的弱者を助けるという志を持って働いていきたい」と話した。(松本芳孝)

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