太陽光発電 計画撤回を 飯能の市民団体、市に署名提出

2020年5月13日 02時00分

メガソーラー計画の白紙撤回を求める7216人分の署名を披露する「加治丘陵の自然を考える会・飯能」の長谷川順子さん(左)ら=飯能市役所で

 飯能市阿須山中の加治丘陵に市と市土地開発公社が共有する土地で、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)などの建設が計画されていることを受け、同市の市民団体「加治丘陵の自然を考える会・飯能」は、計画の白紙撤回を求める署名計七千二百十六筆を市に提出した。事業の詳細や環境への影響について、市の見解を求める質問書も提出した。二十日までの回答を求めている。
 同会の長谷川順子代表は「現地には貴重な動植物が生息している。建設で森林が伐採され、山の保水機能が失われると大規模な水害が起こる危険もある」と説明。同会の現地調査では、県絶滅危惧種ヤマルリソウの群生が数十メートルにわたり確認されたという。
 計画では、市が民間に土地利用のアイデアを募り、同市の一般社団法人飯能インターナショナルスポーツアカデミーの提案が選ばれた。十七ヘクタールの計画地に、メガソーラー約十一ヘクタールとサッカー場約一ヘクタールなどを造る。二〇二二年三月からの稼働を目指す。(加藤木信夫)

メガソーラー計画地で確認された、県絶滅危惧種ヤマルリソウ(加治丘陵の自然を考える会・飯能提供)=飯能市で

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