<新型コロナ>食品 15世帯の母子へ 都内の夫婦ら 川口で無償提供

2020年5月6日 02時00分

子連れのシングルマザーに食料を手渡す石川菜摘さん(右)=川口市で

 新型コロナウイルスの感染の広がりで、休業を余儀なくされている水商売や風俗業の「夜の世界」で働くシングルマザーらを支えようと、食品を無償で提供するフードパントリーの取り組みが五日、川口市内であった。事前に申し込んだ同市内外の十五世帯の母子四十人に、レトルト食品や缶詰、菓子などが配られた。
 主催したのは、キャバクラに勤務する東京都内の石川祐一さん(37)、菜摘さん(29)夫婦らが設立したボランティア団体「ハピママメーカープロジェクト」。この日に限り、現場での密集を避けるため、要望に応じて自宅まで配達した。
 祐一さんは市内の集合住宅を訪問。インターホンでやりとりし、公的支援制度の資料を添えて食材を玄関前に置いて回った。「対面で困り事などの相談に乗れなかったのは残念。今後はつながりを作る工夫を凝らしたい」と語った。月一回の実施を目指すという。
 五歳児とゼロ歳児を連れ、足立区から車で食品を受け取りに来た母親(34)は「去年離婚し、養育費と実家からの仕送りでしのいでいる。パントリーはありがたい。(夜の仕事は)子どもの預け先があれば、考えなくもない」と話した。(大西隆)

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