実刑判決 秋元議員の東京15区 迫る衆院選で注目区に 自民は検討中 野党系も準備

2021年9月8日 06時44分
 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、東京地裁が収賄罪などの実刑判決を言い渡した衆院議員秋元司被告(49)の選挙区・東京15区(江東区)。次期衆院選の構図はまだ固まっていないが、都内屈指の注目区となりそうだ。
 自民党は都連が、離党した秋元被告に代わる候補者擁立を検討中。地元では都議らの名前が取り沙汰されているが、結論は出ていない。菅義偉首相の退陣表明などがあり、選挙日程が流動的な中で、都連関係者は「勝たなければ」と選考作業を急ぐ。
 立憲民主党は共産党との野党共闘も視野に、現時点では擁立見送りの公算が大きくなっている。
 共産党は新人の党地区委員長小堤東さん(32)を立てる予定で、日本維新の会は元大手製菓会社員の金澤結衣さん(30)が挑む。
 一方、前回は希望の党(当時)から出馬し、比例代表で復活当選した柿沢未途議員(50)が、今回は無所属で五選を目指す。自民党衆院議員でもあった父の故弘治さんの代からの根強い支持層を基盤にする。
 ある陣営関係者は秋元被告について「仮に出馬しても有権者は厳しい判断をするだろう。15区では政治とカネの問題もあらためて焦点になる」と話した。別の陣営スタッフは「カネの問題もあるが、今は新型コロナが最大の課題。責務を全うできるかどうかが問われる」との見方を示した。(原昌志、土門哲雄)

関連キーワード


おすすめ情報