コロナ収束せず、ワクチン接種に格差 環境団体がCOP26の延期要請「公正な会議は困難」

2021年9月8日 14時38分
気候行動ネットワーク(CAN International)の公式サイトに掲載された声明

気候行動ネットワーク(CAN International)の公式サイトに掲載された声明

 世界130カ国の1500の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク(CAN International)」は7日、10月末から英国グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)について、新型コロナウイルスのワクチンが発展途上国に行き届いておらず「安全で、包括的で、公正な交渉会議が難しい」として、開催延期を求める声明を発表した。
 声明では、新型コロナの感染状況が依然として不透明で、ワクチン接種の格差もあり、全ての国が平等に参加できない可能性があると指摘。「最も気候危機の影響を受けている国や、先進国の支援不足でワクチンが行き届いていない国が、議論の外に置かれることを懸念する」としている。
 COP26は10月31日~11月12日、英国グラスゴーで開催予定。2050年までに二酸化炭素など温室効果ガスの実質排出をゼロにし、21世紀末までに世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2度未満とする「パリ協定」の目標達成に向けて、各国が排出削減目標や途上国への資金援助について話し合う。新型コロナの感染拡大で、昨年開催を1年延期した。
 声明はこちら。(小川慎一)

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