森友問題「安倍氏に忖度しているのか?」…高市早苗氏「再発防止には取り組む」再調査の有無は答えず 

2021年9月8日 22時23分
高市早苗氏

高市早苗氏

 8日に行われた自民党の高市早苗前総務相の党総裁選出馬表明の記者会見で、会場からは学校法人「森友学園」をめぐる問題について「再調査するんですか」と質問が飛んだ。安倍氏の経済政策を継承する「サナエノミクス」を掲げる高市氏は「裁判中の案件については、お答えは差し控えさせていただくが、ただ、再発防止にはしっかりと取り組んでいく」などと応じた。
 司会者が次の日程を理由を会見を打ち切ろうとする中、質問が回ってこなかった報道関係者が「赤木ファイルの公開、森友事件の再調査するんですか? 一言答えてください! 岸田さんはしないって言ってますが。安倍さんの疑惑に触れないのは忖度しているせいですか?」などと大きな声を上げた。
 司会者は「申し訳ありません」と答えたが、高市氏は「はい、あの、今、聞こえておりましたので、一言お答えさせていただきます」とした上で、「森友の問題に関しましては、一人の公務員の方が、大変精神的にも体力的にも追い詰められ、役所の正義を疑い、悩み、命を絶たれたという、本当に気の毒な事件だった。まずは、ご遺族の方々のお悲しみに本当に耐えがたい、お悲しみだと思います。お悔やみ申し上げます」と述べた。
 さらに「私がやりたいのは、今後、こういう改ざん、文書の改ざんが絶対に起こらない、どこの役所でも起こらない、官邸の中でも起こらない、そういう体制をしっかりと作っていくということでございます」と語った。一方で「すでに行政機関で調査された上、今、お答えしにくいのは、民事の裁判になっていると聞いているので、裁判中の案件については、お答えは差し控えさせていただきますが、ただ、再発防止にはしっかりと取り組んでまいります」として再調査の有無には答えなかった。
 報道関係者が再び「安倍さんに言われたんですか?」「安倍さんのかいらい政権と言われますよ」と畳み掛けると、高市氏は「言われてません! やじらないでください。お願いします」と語って会見場を後にした。
 森友問題をめぐっては、同じく出馬表明している岸田文雄前政調会長は2日夜のBS―TBS番組で「調査が十分かどうかは国民が判断する話だ。国民は足りないと言っているわけだから、さらなる説明をしないといけない」と指摘。その後、7日になって国会内で記者団に「再調査は考えていない」と表明した。

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