みんなで絵本にワクワク 市川で「かこさとし展」 「小湊鉄道沿線の旅」原画など紹介

2021年9月9日 07時36分

小湊鉄道のトロッコ列車の原画などが展示された企画展=市川市文学ミュージアムで

 絵本作家で児童文化研究家だった加古里子(かこさとし)さん(一九二六〜二〇一八年)の作品から絵本の面白さなどをたどる企画展が、市川市文学ミュージアム(市生涯学習センター内)で開かれている。ユーモラスなキャラクターである「だるまちゃん」シリーズの複製原画や、房総半島を舞台にした「出発進行!里山トロッコ列車〜小湊鉄道沿線の旅〜」の原画などが披露された。
 加古さんは専門知識を基にした科学絵本でも知られ、戦後の児童文学に大きな影響を与えたとされる。代表作は「だるまちゃん」シリーズをはじめ、「からすのパンやさん」など。
 晩年に手掛けた小湊鉄道のトロッコ列車は、里山風景とともに桜や菜の花、紅葉などが描かれ、自然への感謝を込めた作品といわれている。
 企画展「かこさとし展−こどもはみらいにいきるひと−」では、加古さんの作品である「どろぼうがっこう」「サン・サン・サンタひみつきち」などの複製原画や文房具といった愛用品など計約百点が展示された。
 同ミュージアムは「加古さんの作品は子どもだけでなく、母親や祖母ら誰もが楽しめる。絵本に込めた、その思いを感じていただければ」と話している。
 企画展は二十日まで。休館日は原則月曜(二十日は開館)。観覧料は一般五百円、六十五歳以上四百円、高大生二百五十円で、中学生以下は無料。問い合わせは、同ミュージアム=電047(320)3334=へ。(保母哲)

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