「退陣説明会見」挙手多数も1時間で打ち切り…本紙はまたも指名されず【会見詳報】

2021年9月9日 23時18分
記者会見に臨む菅首相(左)

記者会見に臨む菅首相(左)

 記者(ドワンゴ)北朝鮮による拉致問題に今後どう向き合うか。
 首相 首相退陣後も私の仕事として積極的に解決に向けて取り組んでいきたい。
 記者(共同通信)衆院選に出馬するか。
 首相 私自身はそういう予定だ。
 記者(ニッポン放送)解散のチャンスはいくつかあった。悔恨の念は。
 首相 いろんな方から助言を受けた。しかし私は仕事をするために首相になった。解散より仕事を選んできたということだ。
 記者(産経新聞)福島第1原発の処理水の海洋放出など、評判が悪く支持率を下げるかもしれない政策に取り組んだ思いは。
 首相 国民に説明して理解してもらうのが政治の役割だ。必要なものは先送りせず、できることはやっていこうとの思いで取り組んできた。
 記者(毎日新聞)総裁選不出馬に至ったのは、党役員人事の行き詰まりが原因では。
 首相 解散などさまざまなシミュレーションを行ったことも、総裁として役員人事を考えていたことも、(感染対策を)放棄していいのかと心の中にあったことも事実。そういう中で、出馬すべきでないと判断した。
 記者(ジャパンフォワード)経済活動再開と水際対策はどのようなバランスをとるか。
 首相 ビジネス往来再開のニーズも非常にある中、国民の健康と命を守り抜くことは最優先する。社会経済活動の回復に向けて適切に検討を進め、しかるべきタイミングで判断したい。
【首相会見の流れ】
 菅首相が冒頭に発言した後、内閣記者会の幹事2社(各社持ち回り)が代表して質問。その後、司会の小野日子(ひかりこ)内閣広報官が挙手した記者を指名し、幹事社を含め計13人が質問した。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長も同席した。挙手する記者は残っていたが、1時間で打ち切られた。本紙は挙手したが、指名されなかった。
 官邸会見場での会見は、菅首相が昨年9月に就任以来19回目。本紙は毎回、質問を求め挙手してきた。質問できたのは5回。うち4回は幹事社として指名があらかじめ決まっていた。幹事社質問以外で指名されたのは1回だった。
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