駒沢ジュニア・都少年(中学)王座決定戦 駿台学園中、リベンジV

2021年9月10日 08時12分
東京都スポーツ文化事業団理事長杯 駒沢Jr.ベースボール大会 第8回都少年王座決定戦
都スポーツ文化事業財団、駒沢オリンピック公園総合運動場主催、都軟式野球連盟主管、東京中日スポーツ・東京新聞後援

優勝した駿台学園中(いずれも鈴木秀樹撮影)

 例年、「全日本少年野球東京大会」と「都少年軟式野球大会」、ふたつの都大会のベスト4が集い、中学軟式の東京一を競う大会は、ことし、都少年大会が中止となったことで、全日本少年東京大会リポビタントーナメントの上位4チームが8月28日、都営駒沢球場に再集結。都スポーツ文化事業団・並木一夫理事長の激励で幕を開け、駿台学園中(中体連)がリポビタンTの雪辱を果たし頂点に立った。 (鈴木秀樹)

◆全国へ準備万端

 リポビタントーナメントは準決勝敗退、例年の横浜スタジアムから長崎、佐賀の両県に舞台を移して行われた第38回全日本少年大会では2回戦敗退と、この夏は不完全燃焼が続く駿台学園中。それでも、春の予定がコロナ禍で9月に延期された「文部科学大臣杯第12回全日本少年春季軟式野球大会日本生命トーナメント」(18〜21日・静岡)が残る今季、巻き返しを図る駿台学園中にとっては、ここが絶好の前哨戦となった。
 初戦で鐘ケ淵イーグルス(墨田)を下して臨んだ決勝の相手は、リポビタンTで敗れた大塚オールスターズ(文京)。投手陣の立て直しと、不調だった打線の復調を期して臨み、鐘ケ淵戦の先発・北橋辰郎に続き、ここでは及川夏槻が130キロ超えの速球を軸に4イニング0/3を無失点で投げ終え、リリーフ陣にバトンをつなぐ好投でチームに勝利をもたらした。
 打っては「全国のときは(調子が)最低でした」という湯浅桜翼が「落ち込んでいる時間はない。気持ちを強く持って打った」と、2試合で5打数4安打1四球。「一度負けた大塚とだったから、みんなで気合を入れて戦った。この勝利を、全国につなげたい」と話す小原惇矢主将とともに、文科大臣杯での健闘を誓った。
 「投手陣に長いイニングを投げさせたかったのと、攻撃面の確認。試したかったことはできたと思います」と、この日指揮を執った勝谷大コーチ。最終回となった決勝6回表には、2死三塁から金坂太心が単独ホームスチールを決めるなど、攻めの走塁も。最後の大舞台で輝きを放つための、準備は万端だ。

◆大塚オールスターズ、準優勝 悔いなし 良きライバル

 決勝は駿台学園中に雪辱を許し、準優勝で大会を終えた大塚オールスターズ。それでも、5回には渡邉誠の三塁打と平沼蓮樹の適時打で1点、犬塚康熙、清原祥太朗、早川恵陽の連打、後藤壮の適時打で2点を返すなど、ここでも王者にしぶとく食らいついた。
 リトルジャイアンツ(葛飾)との初戦は駒形隆太が安定した投球で1安打完封、決勝先発の早川も駿台学園中打線を相手に熱投を見せた。チームを引っ張ってきた、右と左の2枚看板が成長した姿を見せ、攻撃でも力を出し切っての敗戦。「こちらのミスもありましたが、駿台はやはり強い。見習うべきところも多い、良きライバルです」と飯星龍一監督。漆原颯人主将も「全力を尽くして、戦い切れました。悔いはないです」と、すがすがしい表情だった。
 ▽1回戦
大塚オールスターズ(文京)5−0リトルジャイアンツ(葛飾)  
駿台学園中(中体連)7−1鐘ケ淵イーグルス(墨田)  
 ▽決勝
駿台学園中
001104|6
000012|3
大塚オールスターズ
(6回時間切れ)
(駿)及川夏槻、金坂太心、杉本早由貴−小原惇矢
(大)早川恵陽−漆原颯人
(東京中日スポーツ)

関連キーワード

PR情報