小池知事「ピークは開幕前」五輪とコロナ拡大、関連を否定 ただ資料上は…

2021年9月10日 19時54分
定例記者会見をする東京都の小池百合子知事=10日午後、東京都庁

定例記者会見をする東京都の小池百合子知事=10日午後、東京都庁

 東京都の小池百合子知事は10日の定例記者会見で、「東京五輪・パラリンピックが新型コロナウイルスの感染爆発につながるというのは結果的になかった」との認識を示し、関連を改めて否定した。陽性者1人から何人に感染が広がるかを示す実効再生産数のピークが開会式前日の7月22日とされていることを根拠とした。
 小池氏は厚生労働省の専門家会議が8日に示した資料に基づき、実効再生産数は6月に1を超えて上昇し、7月22日に1・5となった後は下落傾向に転じたと説明。「人の流れの抑制が図られた。安全安心な大会にできたのも関係者の尽力によるものだ」と強調した。
 ただ、実効再生産数の数値は1を上回ると感染拡大に、下回ると収束に向かうとされるが、専門家会議の資料上は五輪期間中、一貫して1以上だった。新規感染者数は五輪開幕後に増加傾向が続き、閉会から5日後の8月13日には過去最多の5773人に上った。
 また、大会関係者の新型コロナ対策についても、陽性率が低く、入院者が予想より少なかったとして、「低く抑えられた」と評価。「大会で得た経験を共生社会や持続可能な社会の実現など、未来の東京につなげたい」と述べた。(共同)

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