花火大会、復活ならず 来月予定、コロナ禍で中止 筑西市長、選挙で公約

2021年9月11日 07時36分

「ちくせい花火大会」のホームページ(ちくせい花火大会実行委員会提供)

 筑西市や市内の民間団体でつくる「ちくせい花火大会実行委員会」(委員長・須藤茂市長)は10日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、10月23日に初めて開催する予定だった花火大会を中止すると発表した。市内では現在、花火大会が途絶えており、4月の市長選で3選を果たした須藤市長が、花火大会の復活を選挙公約に掲げていた。
 「ちくせい花火大会」は、道の駅グランテラス筑西(同市川澄)を観客用のメイン会場に、国道50号沿いの小貝川河畔からスターマインや尺玉など約1万5000発を打ち上げる予定だった。
 日本三大花火大会の一つに数えられる「土浦の花火」など県内外の花火大会がコロナ禍の影響で軒並み中止される中、実行委は、大勢の観客が集まるイベントの開催は難しいと判断した。
 実行委によると、花火の打ち上げ自体は、規模を大幅に縮小して実施する。見学者の密集を避けるため、打ち上げ場所を複数設定し、日時や場所は非公表とする。
 市は本年度一般会計当初予算案に実行委への補助金として2000万円を計上。企業や個人から寄せられた協賛金も3600万円に上っていた。協賛金は来年用に充てる。
 須藤市長は「花火大会の目的は、コロナの収束と、成人式ができなかった新成人にエールを送ることだったが、来場者と大会関係者の安全を考え、通常の開催を断念した。来年こそは盛大に花火大会を開催できるようにしたい」とコメントした。
 市内では地域主体の「川島地区花火大会」「小貝川花火大会」が開かれていたが、担い手の高齢化や資金不足などを理由に2019年までに終了した。(出来田敬司)

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