秩父のウイスキー、世界最高賞 英出版社の品評会で受賞 ベンチャー社4年連続4回目

2020年3月30日 02時00分

世界最高賞に輝いた限定品のウイスキー=秩父市で

 秩父市の酒造会社ベンチャーウイスキーの新酒が、英国の品評会「ワールド・ウイスキー・アワード2020」のブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース部門で、世界最高賞を受賞した。同社の受賞は4年連続4回目。同社の酒造りのレベルの高さを、改めて国内外に印象づける形となった。
 品評会は、英国の出版社ウイスキーマガジン社が毎年開催し、過去1年間に造られた優れたウイスキーを表彰する。大麦だけを原料とするモルト、小麦やトウモロコシなどで造るグレーン、掛け合わせたブレンデッドなどの各部門がある。今回は米国やアイルランド、台湾などから約550の銘柄が出品された。
 ベンチャー社の新酒は「イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2020」。秩父と羽生で蒸留した2種のモルトと川崎で造ったグレーンをブレンドした。バランスの取れた風味と、英国産にはない個性が評価されたとみられる。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、英国での授賞式が延期となり、授賞の発表はインターネット上であった。
 ベンチャー社の広報吉川由美さんは「世の中の閉塞(へいそく)感が強いが、私たち酒造会社ができるのは、ウイスキーを造り、皆さんに送り届けること。受賞を機に多くの皆さんにウイスキーの魅力を知ってもらえれば」と期待をにじませた。 (出来田敬司)

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