所沢の「東西連絡道路」開通 基地迂回せず直進、市民の利便性高まる

2020年3月29日 02時00分

東西連絡道路の開通前に行われた「通り初め」。両脇は、米軍基地への進入を防ぐ有刺鉄線付きフェンス(右)で仕切られている=所沢市で

 米軍所沢通信基地(所沢市)を東西に貫く市道「東西連絡道路」(総延長五百八十メートル)が二十八日、開通した。開通に先立ち、地元住民や自治会関係者ら約三十人が、記念式典に続いて車による「通り初め」を行った。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米軍関係者の列席を見合わせるなど、規模を縮小して行われた。
 東西連絡道路は幅員十六メートルの片側一車線で、歩道を併設。基地との境は高さ二・一メートルのフェンスで仕切られた。整備費は約三億五千万円。整備に伴う基地内施設の移動などで、国が約五十九億円を、市が約十一億一千万円を負担した。
 市は一九七六年から、南北に長い基地を迂回(うかい)せずに直進できる道路建設を日米両政府に要望してきた。二〇一二年に日米間で用地返還合意(工事許可)がされ、道路整備が進められてきた。正式な返還は後日になるという。
 東西連絡道路を利用すると、迂回路(約二・五キロ)の四分の一以下の距離で済むといい、市の担当者は「市民の利便性が高まり、救急車の通行も最大三分間短縮できる」としている。 (加藤木信夫)

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