藤井聡太三冠、全八冠制覇へ「理想の形、今以上の実力を」

2021年9月13日 21時02分
 13日、将棋の叡王戦で豊島将之叡王(31)=竜王=に勝利し、史上最年少の19歳で3つ目のタイトルを獲得する偉業を成し遂げた藤井聡太三冠。記者会見では「過去に三冠になられたのは偉大な棋士ばかりなので光栄。自分自身、今後が問われるということでもある」と、さらなる高みを見つめた。

記念品のペコちゃん人形を手にする藤井聡太三冠

 激戦の後、会見場に移動した藤井三冠は、叡王戦を主催する不二家のマスコットキャラ「ペコちゃん」のぬいぐるみを受け取り、マスク越しに笑顔を見せた。
 過去5回のタイトル戦をいずれも制している藤井三冠だが、最終局にもつれ込んだのは今回が初。「フルセットは初めてだったが、意識しすぎずに臨んだ」という。相手の豊島将之竜王(31)は、6~8月の王位戦7番勝負でも戦った相手。「序盤や中盤で、精度に差をつけられるところがあり、得るものの多いシリーズだった」と振り返った。

叡王位を獲得し、史上最年少三冠を達成した藤井聡太三冠=いずれも13日、東京都渋谷区で(市川和宏撮影)

 今後、期待されるのは羽生善治九段(50)が1996年に達成した全冠制覇の再現だ。タイトル数は当時の7から8に増え、難易度も上がっている。「(八冠は)1つの理想の形ではあるが、そのためには今以上の実力が必要になる」と語った藤井三冠。まずは4つ目のタイトルが懸かる竜王戦に向け「王位戦や叡王戦の経験と反省を生かして頑張りたい」と気を引き締めていた。(樋口薫)

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