川崎市長マニフェスト86点 関東学院大生ら検証会

2021年9月15日 07時18分

大学生もオンラインで参加した川崎市長マニフェスト検証会=中原区で

 十月二十四日投開票の川崎市長選を前に、有識者五人と関東学院大のゼミ生による市長のマニフェスト(政権公約)検証会が開かれた。同大の牧瀬稔准教授(行政学)が有識者を代表して「八六・八点」と現市政の評価を発表。「大学ならA評価で及第点だが、低い評価の項目も含め、次の計画策定に生かしてほしい」と求めた。
 市民に政治への関心をもってもらおうと、川崎青年会議所が二〇一五、一七年に続き企画。中原区内で十二日、開かれた検証会には牧瀬さんと福田紀彦市長のほか、学生二人もオンラインで参加しパネル討論を行った。
 今回、四年前の選挙で福田市長が掲げた「10プラス1」項目のマニフェストを「実行したか否か」という観点から、有識者が検証。「『かわさきパラムーブメント』多様性こそ可能性」の項目が九四・七点と「市差別のない人権尊重のまちづくり条例」の制定も踏まえ、高く評価された。一方で「豊かな文化力とスポーツ振興」(七七・〇点)「公園、道路、多摩川を活(い)かす!学校を地域の核に」(七九・〇点)の項目は比較的低かった。
 福田市長は「人権条例の項目に高評価をいただいたが、共生社会の実現はまだまだ。コロナ禍で公共空間の活用取り組みが止まってしまった」などと受け止めを話した。
 なお、二十六人の学生による採点は「七八・三点」と有識者よりやや低く出た。オンラインで参加した同大三年の青崎僚雅さんは「大学生になると防災訓練に参加する機会がない。身近な区で年二回訓練があるというのは、意識を高める良い試みと思った」と感想を述べた。検証会の様子は今後、川崎青年会議所のユーチューブチャンネルで配信される。(安藤恭子)

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