鎌倉の海を目と舌で味わって 地元醸造所がクラフトビール きょうから限定販売

2021年9月15日 07時23分

材木座海岸をイメージしたビールを手にする宮野さん(右)と沢田さん=鎌倉市で

 緊急事態宣言下のまま海水浴シーズンが終わる中、鎌倉の海をビールを通じて楽しんでもらおうと、鎌倉市内の醸造所が地元の海岸をイメージしたクラフトビールを15日から本数限定で販売する。ラベルには地元写真家が撮影した海岸の風景を採用。「目と舌で味わってほしい」との思いを込めた。(石原真樹)
 ビールは市内の材木座海岸から着想した「ZAIMOKUZA COAST IPA」。海でたっぷり遊んで心地よく疲れた夕暮れ時に味わう−といった場面を想定し、ホップを多めに使って強い香りと苦味を付けつつ、かんきつ系の香りを加えた。鎌倉ビール醸造(同市大町)の醸造責任者沢田直人さん(33)は「すっきりした飲み心地で、インパクトのある味になった」と胸を張る。
 ラベルの写真は材木座出身・在住の写真家三浦安間さんの作品で、サーフボードを手にした2人のシルエットが夕焼けの海岸に浮かび上がる一枚。新型コロナウイルス感染防止のため海水浴場が開設されず、海が遠い夏が2年続いただけに、営業担当の宮野友輝さん(37)は「今はビールで楽しんでもらい、コロナが終わったら海に行きたいと思ってもらえたら」と願う。

ビールのラベルに使用した材木座海岸の写真©Yasuma Miura(鎌倉ビール醸造提供)

 同社は「海」「街」など場面ごとの鎌倉の魅力を表現するビールの開発に力を入れており、今回は海シリーズの一つ。沢田さんは「『海』は仲間と楽しくぐいぐい飲めるさっぱりした味わいで、『街』は散策に疲れたときに飲みやすいよう香りがくどくないビール。季節にも合わせて商品を提案していきたい」と話す。
 市内の飲食店向けのたるでの販売が中心のため、新型コロナによる外出自粛や飲食店での酒類提供中止で打撃を受けた。広報担当の長田志保美さん(57)は「ビールを楽しんでもらえる季節に緊急事態宣言が出てしまい、残念」としつつ、「今後は小売りにも力を入れたい」と前を向く。
 販売は800本限定で、参考価格は1本630円(税抜き)。市内の酒店や小売店のほか横浜、川崎市でも販売する店があり、通信販売も予定。詳細は同社ホームページ=https://www.kamakura-beer.co.jp/ 問い合わせは同社=電0467(23)5533=へ。

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