パリの凱旋門をラッピング ブルガリア出身の芸術家による「梱包アート」が進行中

2021年9月15日 11時50分
 【パリ=谷悠己】フランス・パリで、凱旋門(高さ50メートル、幅45メートル)を巨大な布でギフトラッピングのように包み込む芸術プロジェクトが進んでいる。「欧州文化遺産の日」の18日から10月3日まで公開される。

13日、パリの凱旋門で行われた「梱包アート」の設営

 専門の作業員95人が、12日から凱旋門を計2万5000平方メートルに及ぶ再生可能な合成繊維の布で包む作業を開始した。考案者は「梱包アート」で知られ、昨年死去したブルガリア出身の芸術家クリストさん。生前の夢だった凱旋門の梱包を親族が申請し、仏当局が許可した。設営費1400万ユーロ(約18億円)は全額クリストさんの財団が負担した。
 設営を見守ったジャックさん(74)とマリーさん(66)夫妻は「普段の風景とまるで違って見える」と感激した様子。ニコルさん(68)は「面白い試みだけど大金を投じる価値があるかは分からない」と話した。
 クリストさんは妻ジャンヌ・クロードさん(故人)とともにパリの橋ポンヌフなど欧米の著名な建築物や景観を梱包してきた。日本でも1991年に茨城県北部の国道沿いに1300本の傘を立てる芸術プロジェクトを行った。

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