尾身氏「コロナとの闘いは2、3年かかる」 行動制限緩和によるリバウンドに警鐘

2021年9月15日 18時49分
尾身茂会長

尾身茂会長

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は15日、衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、新型コロナの収束時期について「ワクチンを頑張って接種してもゼロにはできないので、当分闘いを続けていく必要がある。ワクチンや治療薬がどこにでもあるインフルエンザと同じように、社会の不安感がなくなるには2、3年かかるのではないか」との見通しを示した。
 政府がワクチン接種の進展を条件に検討している行動制限の緩和については、「接種率が上がったからといって、制限を急に緩めると必ずリバウンドが来る」と指摘。緊急事態宣言下でも飲食店での酒類提供や大規模イベント開催を認める方針であることには「宣言を解除した後、感染が落ち着いてきた時に徐々にやっていくのがこれから取る道だ」と、あらためて宣言解除後に実施するべきだとの考えを示した。
 2回のワクチン接種を終えた人を対象にした「ブースター接種」に関しては、有効性を示すデータがあるとして、政府に早期検討を求めた。その上で、ワクチンが行き届いていない国への配慮として、日本から台湾への無償提供を例に「国際社会の一員として、余裕があればそういう貢献も同時に考えるべきだ」と話した。(曽田晋太郎)

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