清瀬市役所屋上の養蜂“ハチミツ” 今季収穫量112キロ 過去2番目 来月17日にフェス

2021年9月16日 07時21分

13日に行われた今季最後の収穫。遠心分離機からしたたり落ちるハチミツ=いずれも清瀬市で

 全国的にも珍しい清瀬市の市営養蜂で今季最後の収穫があり、八・四キロのハチミツがとれた。年間収穫量は計百十二キロ。市が養蜂を始めた二〇一四年以降、二番目の収穫量となった。今春に完成した新庁舎への巣箱の引っ越しを経ての豊作に、担当職員は胸をなで下ろした。(花井勝規)
 収穫は十三日に行われ、市職員三人が市庁舎屋上の二つの巣箱からハチミツの付いた巣板四枚を取り出し、遠心分離機にかけてハチミツを搾り出した。養蜂チームのリーダー海老沢雄一さん(51)は豊作の背景について「天候に恵まれたこともあるが、巣箱の引っ越しという大イベントを乗り越えられたことが一番大きい」と振り返る。
 巣箱の引っ越しは旧庁舎屋上から、隣に完成した新庁舎の屋上に移す前に、二・三キロ離れた「中継地」を挟むという特殊な手法を採用した。ミツバチは近距離の場所に移すと帰巣本能で元の場所に戻ってしまうためだ。ミツバチが中継地で死んだり、逃げ出したりして四箱分が姿を消すハプニングもあった。
 それでも、屋上養蜂場のミツバチは増え、最盛期の夏には十万匹を超え、巣箱は昨年より一箱多い十四箱になった。業者からの購入、繁殖分だけではなく、本紙の報道などで市内外からミツバチ捕獲の相談が寄せられるようになり、増加につながった。

市役所新庁舎屋上に引っ越しした巣箱=3月中旬撮影

 七月には市役所近くのケヤキの木の上にできた巣を高所作業車を使って取り除き、約一万匹を捕獲。西東京、小平両市の民家にも職員が出向いてミツバチを捕獲し、仲間に加えた。
 十月十七日には市役所敷地内でみつばちプロジェクトのフェスティバルを開く。人気の高い瓶詰めのハチミツのほか、ハチミツを原料にした関連商品を販売する。十月中旬には、昨年好評だった冷菓「はちみつチーズジェラート」が市内のセブン−イレブンなどで発売される。問い合わせは同市管財係=電042(497)1841=へ。

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