知事、迅速な捜査へ整備 性被害の証拠採取 相談ダイヤル強化

2021年9月16日 07時24分
 神奈川県は十四日、性犯罪と性暴力被害者のための相談ダイヤル「かならいん」=電#8891、または電045(322)7379=を巡り、警察に行かなくても被害の証拠を採取できるよう、役割を強化することを明らかにした。同日の県議会代表質問で黒岩祐治知事が答弁した。
 かならいんは国の方針に基づき、県が二〇一七年に設置。資格を持った県職員らが相談に応じるのに加え、必要に応じて警察署や県内六十六カ所の協力医療機関に同行する。協力医療機関では医師による診察や緊急避妊ピルの処方、性感染症の治療などをしてもらえるという。
 県によると、性暴力や性犯罪の被害に遭った場合、加害者の体液などの証拠を早く採取することが捜査のために重要だが、心の整理がつかず警察に行くのに時間がかかる被害者もいるという。このため、協力医療機関で医師らが証拠採取できるよう、警察と調整したり指針を整備したりする。
 まずは、民間資格の「性暴力被害者支援看護職」を六人育成中の湘南鎌倉総合病院(鎌倉市)で始める予定。知事は「来年度中の実施を目指す」と答弁した。(志村彰太)

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