うまいしょうゆ これからも 30石(5400リットル)の大桶 完成 川島の老舗「笛木醤油」

2021年9月16日 07時25分

完成した大桶をおよそ10人がかりで傾ける職人や関係者=いずれも川島町の笛木醤油で

 川島町上井草の老舗しょうゆ会社「笛木醤油(しょうゆ)」で十二日、近年では最も大きい三十石(こく)(約五千四百リットル)の大桶(おけ)が完成し、来店客らにお披露目された。来年冬から材料の大豆や小麦、もろみを収め、しょうゆ造りに使われる。
 大桶は直径二・一メートル、深さ二メートル。一升瓶三千本分のしょうゆを仕込むことができる。徳島県産のスギを使った側板(がわいた)五十五枚を竹くぎでつなぎ合わせ、新潟県佐渡市産タケで作られたたがを七本巻いて仕上げた。

決意の言葉を記す笛木醤油12代目の笛木吉五郎さん

 この大桶は二〇一九年五月、新潟県上越市のベテラン木桶職人が最初に完成させた。これを解体して川島町の同社へ運び、全国各地から集まった若手職人たちが数日がかりで再び組み上げた。
 この日のお披露目では、同社十二代目の笛木吉五郎社長(41)が桶の底板をつちで打ち、底板裏面に「子どもたち 孫たち その先の未来へ 大桶醤油をつなぐ」と筆書きして決意を表すと、大きな拍手に包まれた。
 一八年にも二十石(約三千六百リットル)の大桶を作って実用化した笛木社長は「しっかり作った桶は百年はもつといわれている。五年以内を目標に、次は五十石(九千リットル)の大桶作りに挑みたい」とますます意気盛んだ。(武藤康弘)

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