<曇りのち晴れ>おじさんの街歩き

2021年9月16日 07時57分
 とかく生きづらい世の中、日々のうっぷんをぶつけ合っている学生時代の仲間たちとの飲み会がコロナ禍で途絶えてしまった。ストレスのはけ口を失った50代半ばのおじさんたちが目指したのは、健康への道。夜の酒場から場所を移し、休日の朝に集合して街歩きを始めてみた。
 東海道旧品川宿の散策では、ボランティアガイドさんもお願いして気合十分。歩き始めると「あれが○○○○さん(有名芸能人)が住んでいたマンション」、自由民権運動を進めた板垣退助の墓の前では、「ルイ・ヴィトンを初めて買った日本人は板垣」と、ベテランの女性ガイドさんの案内が面白い。時間があっという間に過ぎていった。
 無趣味で、リタイア後の展望が見えてこない自分。健康によく、歴史などの知識も蓄えられるガイドさんていいかも…と、ふと頭をよぎった。
 家に帰って妻にどうかと聞いてみると、「自分の話を聞いてくれないと、すぐ怒っちゃうじゃない。短気を直さないとできない」と手厳しい。残りの会社員人生で、まずは人間修業をしなくては。 (井上幸一、55歳)

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