野田聖子氏が総裁選出馬を表明 20人にめど、二階派、竹下派から推薦人

2021年9月16日 18時22分
野田聖子氏

野田聖子氏

 自民党の野田聖子幹事長代行が16日夕、党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補すると表明した。立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保するめどが立った。総裁選には岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行政改革担当相が立候補を表明しており、4人で争う構図が固まった。

◆「弱き者を奮い立たせる政策を」

 女性候補は2008年の小池百合子衆院議員(当時)以来で、複数の女性が立つのは初めて。
 野田氏は16日夕、党本部で三原じゅん子厚生労働副大臣、木村弥生衆院議員、宮路拓馬衆院議員とともに記者団の前に姿を見せ「必要な20人を整えていただきまして、私、野田聖子、この度の総裁選挙に出馬をさせていただくことになりました」と表明した。
 立候補の理由については「各候補者のさまざまな政策はすばらしいものばかりだが、私が政治家として取り組んできている小さき者、弱き者を奮い立たせる政策を見つけ出すことができなかった。日本が求められているのは多様性、人口減少、高齢化の中で次の日本を作るために、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者がしっかりと社会の中で生きていける、そして生きる価値があるんだとそういう保守の政治を自民党の中で作り上げていきたい」と語った。

◆質問は受けず

 また「これからしっかり明日に向け準備したい。明日からの論戦で個別の政策については披露させていただきたい」と語り、記者からの質問は受け付けなかった。
 関係者によると、野田氏の推薦人には竹下派や二階派、無派閥の衆参国会議員が名を連ねるという。
 野田氏はこれまで女性活躍や子育て施策などの充実を政治活動の軸に据えて行動してきた。14日に更新した自身の会員制交流サイト(SNS)でも、「『子ども・女性・障がい者・介護政策、貧困の格差』に触れている候補者がおらず、とても残念な気持ちになった」と記して他候補との差別化を図っている。さらに「コロナ禍で女性たちが抱える孤独感や困難に寄り添うことから始めたい」と決意を示した。

◆石破氏不出馬が影響か

 野田氏は前回までの総裁選でも立候補を模索したが、派閥に所属していないことから推薦人集めが難航し、断念している。今回は多くの派閥が自主投票の方向で、野田氏と近い石破茂元幹事長が立候補見送りを決めたことから、推薦人を確保しやすい環境となっていた。(山口哲人)

PR情報

政治の新着

記事一覧