ジョンソン英首相が内閣改造 外相降格、教育相ら更迭 コロナ危機からの立て直し急ぐ

2021年9月16日 20時15分
英外相後任に選ばれたトラス国際貿易相=AP

英外相後任に選ばれたトラス国際貿易相=AP

 【ロンドン=加藤美喜】ジョンソン英首相は15日、内閣改造を断行し、アフガニスタン情勢を見誤ったとして批判が出ていたラーブ外相を副首相兼司法相に事実上降格した。後任にはトラス国際貿易相を据えた。
 内閣改造は昨年2月以来、約1年半ぶり。体制刷新により、新型コロナウイルス危機からの立て直しを急ぐ。ジョンソン氏は15日夜、ツイッターで「新内閣は英国の団結とレベルアップのためにたゆまず働く。より良い復興を成し遂げ、国民の優先事項を実現する」と強調した。
 ラーブ氏はアフガンのイスラム主義組織タリバンによる首都カブール陥落時、ギリシャ・クレタ島のリゾートで休暇中だったことから、英国民退避などの対応に遅れが出たのではないかと批判されていた。トラス氏は欧州連合(EU)離脱後の各国との通商交渉を担当し、日本との経済連携協定(EPA)締結や環太平洋連携協定(TPP)の参加申請に手腕を発揮した。英メディアによると女性の外相は英国史上2人目。
 また、コロナ下の教育行政で指導力不足が指摘されていたウィリアムソン教育相ら複数の閣僚を更迭した。スナク財務相やジャビド保健相は留任した。

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