<新型コロナ>自宅・宿泊療養 ステロイド処方を一時停止へ 病床使用率低下で神奈川県が通知 自己判断の服用懸念

2021年9月17日 06時54分
 神奈川県は十六日、新型コロナウイルスに感染した自宅・宿泊療養者へのステロイド薬の処方を停止するよう、新型コロナ患者を診る県内二千二百の医療機関に通知した。炎症を抑えるステロイド薬は肺炎の重症化を防止する効果が見込めるが、患者が自己判断で服用するとかえって症状が悪化する懸念があるため。
 県は七月以降の感染者急増で病床が逼迫(ひっぱく)し、肺炎が進行しても入院できない患者が出てきたとして、八月二十日に自宅療養者らにステロイド薬を事前に処方する方針を打ち出した。初診か往診、オンライン診療のタイミングで薬を処方しておき、血中酸素飽和度が低下するなど症状が悪化してきたら服用を患者に指示するよう、県内の医療機関などに通知していた。
 一方、新規感染者は減少傾向にあり、十五日時点で病床使用率は五割程度まで下がった。まだ余裕はないものの、「ステロイドが必要な患者は本来、入院させるべきだ」(県医療危機対策本部室)として、今後は自宅療養者にステロイド薬は原則処方せず、症状が悪化したら速やかに入院させるようにするという。
 新規感染者が増加し、入院待機者が増えてきたら、再び事前処方をするよう通知を出すという。(志村彰太)

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