野生動物にご注意を! 対応法などパンフに クマ目撃増加前に 全世帯へ配布

2021年9月17日 07時43分
 安中市は、野生動物の習性や遭遇したときの対応法をまとめたパンフレット=写真=を初めて作製した。市内では野生動物と衝突する人身事故も発生。クマの目撃が増える秋を前に二万四千部用意し、市内全世帯に配布して注意を促す。
 昨年度に市に寄せられたクマの目撃情報は六十二件で、前年度から二十六件も増加。本年度は九日時点で十四件だが、冬眠前の秋に餌を求めて人里に下りてくる恐れもあり、今後増加する可能性がある。
 市が把握している野生動物との衝突事故は年に数件あり、七月に市内の市道で自転車とイノシシが衝突し、男性が大けがを負う事故も起きた。
 このため、市はツキノワグマ、ニホンジカ、イノシシにそれぞれ遭遇した際の対応方法などをパンフにした。A4判で八ページ。環境省の対応マニュアルなどを参考にした。
 パンフでは、クマに遭遇した場合、走ったり大声を出したりせず、ゆっくり目を離さずに後退し、クマとの間に木などの障害物が入るようにするのが基本の対処法という。クマ撃退スプレーがなく、攻撃してきた場合は地面に伏せて両手で首の後ろをガードし、腹、首、頭を守る防御姿勢を取るように勧めている。
 シカと車との衝突事故はほとんど夜間に起こるとし、ヘッドライトの光を見ると硬直する場合が多く、クラクションを鳴らすと驚いて道路上に立ち尽くしてしまう習性などを解説。衝突した場合、シカを放置せずに警察や道路管理者に連絡するように呼び掛けている。(安永陽祐)

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