【詳報】自民党総裁選 河野氏「1回目で勝つのか?」に「はい」と自信 3人は決選投票を予想 

2021年9月17日 23時23分

17:20 選択的夫婦別姓 高市氏のみ× 

自民党総裁選が告示され、共同記者会見に臨む(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4候補

 ○×質問で「選択的夫婦別姓を認めるべきか」との問いでは、高市氏のみが「×」をつけた。野田氏、河野氏は「○」、岸田氏は「○」と斜めにした。
 選択的夫婦別姓(別氏)制度の早期実現を目指す議員連盟に参加する岸田氏は、「まだ整理が付いていない部分がある」として正面から賛成しなかった。岸田氏は「実際に困っている方がいる」と認めた上で、「ぜひ議論を続けるべきだ」とした。
 「賛成だ」とした河野氏は「党議拘束をかけずに、国会で採決をとることが大事だ」と主張。「国会でしっかりと議論する。物事を決めるのが本来、国会の役割のはずだ」と説いた。
 野田氏は、4半世紀以上前に法務省の法制審議会が出した答申の一つだとして、「岸田さんがおっしゃるが、議論は30年くらいやっている」と反論。「これはイズムの話になってしまうから、私たちは党議拘束を外して採決に臨むべきだ」と述べた。
 さらに司会者に促されて高市氏に対して、「通称使用は、法のもと1つの名前でどの国もやっぱりやってきているから、原則として自分で自由意思で名字を選べることを進めていくべきではないか」と質問した。
 高市氏は「通称使用の拡を公約にしてきたから、これを完璧なものにしようと思って精一杯の努力をしてきた」として、パスポートや免許証などで旧姓併記が広がってきたと説明。野党の出している法案には「絶対に反対」ときっぱり。「これで党議拘束を外されても、たぶん意見が割れる」と述べた。

17:06 高市氏 進次郎氏発言に「私も無派閥です」

 人事で世代交代を進めるかについて、高市氏は「×」とし、ほか3人は「○」を上げた。その上で、安倍晋三前首相、麻生太郎元首相とどのように向き合うかや、河野氏を支持する小泉進次郎氏が、安倍氏が影響力を持つ細田派が岸田氏、高市氏を支持を表明したことで「だれが新しいリーダーか明らかだ」と発言したこともテーマになった。
 進次郎氏の発言について、高市氏は「私も無派閥でございます」と受け流し、「×」を上げた理由について「私は適材適所だと思っている。自民党は強みは若い世代からシニア世代までたくさんいる。年齢で人を区別するべきではない」と答えた。
 河野氏は「能力がある若手を登用していく必要がある。国民の広い支持をいただき総裁選を勝たなくてはならない」。さらに「石破茂元幹事長が支持しているが、石破さんにアレルギーのある議員・党員票が離れるのでは」と尋ねられると、「そういうことで判断される人がいたとしても少ないと思う」と否定した。
 岸田氏は「安倍氏、麻生氏の影響力が残った政権運営になるのでは」との問いに「派閥や個人的にどなたと関係が深いかによって改革事態が左右されることは理解できない。改革、世代交代をしっかり訴えている」と反論した。
 野田氏は「派閥の支援もらうということは何かになった時にお返ししなくてはならないのは人間社会のルールだ。私は残念ながら支援をいただいていないのでそういうところがよく見えてくる」とけん制した。

17:00 「発信力」、河野氏に負けない?

 4人はフジテレビのニュース番組に出演した。キャスターらが「コロナ禍では菅総理の発信力の弱さが批判された」として、「発信力はだれにも負けないか」を「○」「×」で尋ねると、高市氏が「×」、ほかの3人は「○」を上げた。
 「240万人のフォロワーがいる河野氏にどう対抗するか」との問いに、岸田氏は「大変発信力は高い」としつつ、「発信力は立場によって違う。総理総裁になるならより丁寧な説明が求められる。一議員の場合は目立つこと大事だが、対話力は私は負けない」とチクリ。
 これに対し、河野氏は「ワクチン接種も1741の自治体としっかり調整しながらここまで引っ張り上げてきた。発信力の中には説明能力と調整力も含まれている。そこは自信持って行きたい」と切り返した。
 高市氏は「この4人の中では1番かと言われると河野さんのツイッターの数には全然及ばない」と「×」の理由を語った上で「記者会見で誠実に最後までお答えする。国会でのしっかりした説明をする。そういった説明力には自信がある」と語った。
 野田氏は「SNS上で私が河野さんに勝っているのは、私は決してブロックはしません。どんな嫌なことも受け止めて返せるように努めています」と、河野氏への対抗心をのぞかせた。 
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