中国のTPP加盟は難しいと判断か…アメリカ側は静観の構え示す 自国の再加盟は「多くのステップ残る」

2021年9月17日 10時20分
会見するサキ報道官(AP)

会見するサキ報道官(AP)

 【ワシントン=吉田通夫】米国のサキ大統領報道官は16日の会見で、中国の環太平洋連携協定(TPP)への加盟申請について「(TPPの)加盟国が判断することだ」と述べ、静観する構えを示した。知的財産の保護や海外企業への差別的な扱いの禁止など中国を念頭に設けられた条項も多く、中国の加盟は難しいとの判断が背景にあるとみられる。
 TPPを巡っては、米国もオバマ政権時に交渉に参加して合意したものの、トランプ政権が17年に離脱。バイデン政権も再加盟を否定してきた経緯がある。
 サキ氏は米国の再加盟について、環境や労働の条項で修正が必要との立場を示した上で、現状では「多くのステップが残っている」と指摘。「米国はインド太平洋地域での経済連携を強化するため、さまざまな選択肢を検討している。貿易だけが唯一の手段というわけではない」と述べた。

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