脱炭素化へ全力 エネルギーをスマートに 東京ガス・内田高史社長<じっくりトーク>

2021年9月19日 05時50分
 温室効果ガスを抑制する脱炭素化の流れが加速している。中でもエネルギー会社の取り組みは、私たちの暮らしや温暖化の行方を大きく左右する。東京ガスの内田高史社長(65)に脱炭素化の道筋や東京への思いを聞いた。(石川智規)

インタビューに答える東京ガスの内田高史社長

 1885年に渋沢栄一が創設した東京ガスは浜松町が発祥。明治時代の東京をガス灯で明るく照らすことが最初の使命だった。だが、照明が電気に取って代わられると、家庭のガス竃や給湯など暮らしに欠かせないエネルギー供給を目指した。
 戦後は高度成長期とともに都市ガス需要が急増したが、公害問題も発生。「東京に青い空を」と、化石燃料の中でもクリーンな天然ガスを導入し、1969年には液化天然ガス(LNG)輸入に成功した。その後も床暖房の普及や家庭用燃料電池の開発など、ガスで東京や首都圏の暮らしをよりよくするために働いてきた。

◆熱電供給の普及や天然ガスの高度利用へ取り組み

お好み焼きをつくる内田社長(本人提供)

 いま、二酸化炭素(CO2)の排出をどう減らすか、エネルギー会社の脱炭素化が盛んになっている。私たちは都市ガスから電気と熱を生み出すガスコージェネレーション(熱電併給)の普及や天然ガスの高度利用、CO2の回収・貯留技術の導入などに取り組んでいる。再生エネの電気でつくった水素とCO2を合成してメタンガスをつくる「メタネーション」は、CO2削減効果が高く有望だ。
 東京で136年。エネルギーをスマートにし、暮らしをよりよく。脱炭素化時代のこれからも、東京とともに発展していく。

オフショット 休日は家族や知人にお好み焼きをふるまいます。具材や焼き方にこだわる「お好み焼き奉行」です。

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