いじめ温床のタブレット端末 萩生田文科相「パスワードの運用、不適切」 町田市教委を批判

2021年9月17日 20時18分
萩生田光一文部科学相

萩生田光一文部科学相

 東京都町田市立小学校の6年生女児=当時(12)=が2020年11月、「いじめを受けていた」とメモを残し自殺したことを巡り、萩生田光一文部科学相は17日、閣議後の記者会見で、小学校で児童全員に配られたタブレット端末のパスワードが共通だったことを確認したと明らかにした。「びっくりした。他人に知られないよう取り扱うとの文科省ガイドラインに照らしても、不適切」と述べ、町田市教育委員会の対応を批判した。
 文科省が14日、町田市教委幹部らを呼んで経緯を確認した際、市教委側がパスワードは全員共通だったと説明したという。女児の両親によると、パスワードは「123456789」だった。文科省によると、IDも児童の出席番号や年度など、容易に類推可能な数字を組み合わせたものだった。現在は修正済みという。
 萩生田文科相は「パスワードの適切な運用について各教育委員会にあらためて周知徹底を図りたい」と話した。小中学生に1人1台の端末を配る「GIGAスクール構想」について文科省が17日、全国の教委担当者約1000人と開いたオンライン会議で、パスワードとIDの管理方法などをさっそく指導した。
 女児の両親は「いじめに端末のチャット機能が使われた」と主張。町田市教委はいじめとの因果関係を調査中としている。(小松田健一)

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