新型コロナ 県主催の大規模イベント 原則中止・延期に

2020年2月28日 02時00分
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、県は、規模が大きかったり、不特定多数の人が集まったりする県主催のイベントを原則、中止または延期することを決めた。二十七日の対策本部会議で示した。スポーツ・文化の各団体にイベントや公演の中止を要請した国と足並みをそろえた形で、期間は三月十五日まで。県の方針を受け、県内のイベント自粛がさらに広がりそうだ。 (飯田樹与)
 原則中止・延期するとしたのは、五百人程度の大規模イベントなどのほか、感染すると重症化の恐れのある高齢者や妊婦の参加が主に見込まれる場合。ただ、卒業式などこの期間に実施する必要があり、やむを得ず開催する場合は、風邪の症状がある人の参加を控えさせる▽マスクの着用や頻繁な手洗いを勧める▽会場をこまめに換気する▽飲食の提供を中止する-などの感染防止対策を徹底するとともに、規模の縮小や開催方法の工夫などを求める。
 県危機管理課によると、期間中に二十二の県主催イベントが予定されていて、うち県農林公園(深谷市)での「春まつり」など十五は中止が決まり、残る七つは検討中という。
 また、県内の公営競技については、大宮、西武園両競輪は三月十一日まで、ボートレース戸田は三月十五日まで、浦和競馬は当面、本場開催は無観客で開き、場外発売は中止する。本場開催の予定がしばらくない川口オートも三月四~八日に予定していた場外発売は中止する。

◆さいたま国際芸術祭 来月28日に開幕日延期

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、さいたま市は二十七日、一流アーティストや市民が市内各所で作品を展示する「さいたま国際芸術祭」の開幕日を、当初予定していた三月十四日から同月二十八日に延期すると発表した。
 市によると、メイン会場の旧大宮区役所では開幕日まで一切の展示を行わず、多数の人が集まるイベントやワークショップなどは中止か延期する。一方、もうひとつの拠点の旧大宮図書館などでは十四日以降、一部を展示する。開幕日セレモニーは縮小する方針。市は開催期間の延長も検討している。 (藤原哲也)

◆検査数HPで公表

新型コロナウイルスに感染した疑いがある人の検査数を公表している県のホームページ

 県は、新型コロナウイルスに感染した疑いがある人の検査数(さいたま市を除く)を、ホームページ(HP)で公表している。毎日午後6時ごろに更新。27日時点では延べ87人を検査し、うち2人が陽性だった。2人は中国・武漢市から政府チャーター機で帰国し、自宅待機中に感染が確認された父子という。
 県HPの総合トップ画面の「新型コロナウイルスに関連した肺炎について」をクリックすると、検査数や県内での陽性確認者数を記したページを閲覧できる。さいたま市の検査分も今後、見られるようにする。 (飯田樹与)

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