報酬減額へ議会に動き 無免許容疑で書類送検 木下都議長期欠席で

2021年9月18日 07時10分
 都議選期間中に無免許運転で人身事故を起こした元都民ファーストの会所属の都議、木下富美子氏(54)=板橋区選挙区、現在は一人会派に所属=が十七日、警視庁に自動車運転処罰法違反などの疑いで書類送検された。公の場に姿を見せないまま議員報酬などの支給を受けている木下氏。都議会では議員報酬の減額条例案を出す動きもある。
 「言語道断。厳しい現状をしっかり受け止め、自身で(進退を)判断することを期待する」。小池百合子知事はこの日の定例記者会見でこう指弾。都民ファの特別顧問として、都議選で同氏を支援したことを「私自身、大変恥じるべきことだと思う」と振り返った。
 木下氏は進退を明かさないまま長期間、都議会を欠席中。都議会は法的拘束力のない辞職勧告を決議したが、再選後に都から支給された議員報酬と政務活動費は計約三百四十五万円に上る。都議からは「見過ごせば都民から批判を受ける」との懸念も出ている。
 立憲民主党は長期欠席した場合に議員報酬などを減額する条例案を月末の第三回定例会に出す方針。都民ファも同様の条例制定を模索し「他会派に賛同を呼び掛けたい」という。自民党の幹部は「各会派と調整して議会としての意思を表明する必要がある」とした。
 一方、都議会は木下氏を除く全会派の連名で「再度、辞職勧告決議を準備する」との談話を発表した。(小倉貞俊、土門哲雄、加藤健太)

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