<新型コロナ>若者にワクチン接種のススメ 狛江市があの手この手「あのときのコマエに戻りたい」

2021年9月19日 07時16分

狛江市が若者のワクチン接種促進をねらい製作中のポスターの見本。10種類のポスターには市内の飲食店の店主、ミュージシャンらが登場する=市提供

 狛江市が今月下旬、新型コロナワクチンの若者への接種促進を加速させる。若い世代の接種率が低いためで、予約なしで接種できる会場を増やす。そのほか、「SAVE KOMAE PROJECT 〜ワクチン接種がコマエを救う〜」と銘打った専用サイトを開設。ポスターも製作中で、若い世代への働き掛けを強めている。(花井勝規)

記者会見で「SAVE KOMAE PROJECT」のパネルを掲げる松原俊雄市長

 同市は接種予約でLINEの活用が奏功し、都内自治体の接種率で上位にいる。六十五歳以上の89%を筆頭に、市民の全対象者の65%が二回目の接種を済ませている。しかし十二歳〜三十九歳の接種率は22〜45%にとどまっており、これを75%に引き上げたい考えだ。
 試験的に設けた、予約なしで接種できる会場でアンケートをしたところ、回答者の七割は十〜三十代で、予約を取らなかった理由について「都合のよい日が空いていなかった」「接種を迷っていた」「予約が面倒」などの回答が目立った。
 市の担当者は「『ワクチン接種を受けてください』と、いくら連呼しても、接種に不安や面倒を感じている若者の心は動かない」と判断。予約なしで接種できる会場を設けることにし、十五日に市役所敷地内の防災センターに開設。今月下旬には小田急線の和泉多摩川駅周辺、十月上旬には同喜多見駅周辺に設ける。若者の接種率を示す掲示板も各駅に設置するという。市が協定を結んでいる大塚製薬から提供を受け、接種者にプレゼントする飲み物も準備中だ。

若者向け接種会場で配布される飲み物=いずれも狛江市で(市提供)

 ポスターは製作中で、若者に人気の飲食店主や地元ミュージシャンら十人が登場。絵柄は、ワクチン接種を進めてコロナ前の狛江を取り戻せば、またみんなでおいしいビールが飲める日がやって来る、というようなイメージだ。
 市の面積は全国で二番目に小さく、市民アンケートでも市への愛着をうかがわせる数字が出ており、市としては地元愛に訴え、接種率を向上させたいと考えている。ポスターは各駅などに掲示するという。専用サイトには、青空の写真とともに「あのときのコマエに戻りたい」などと呼び掛けるメッセージを掲載。このサイトでポスターの紹介などをしていく。

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