食品ロス削減 飲食店の工夫 文京・拓大生が分かりやすく発信

2021年9月19日 07時20分

活動のチラシを持ってPRする拓殖大の鈴木翔太さん=文京区小日向の拓殖大で

 文京区にキャンパスがある拓殖大(小日向三)の学生が、「フードロス」削減に努める区内の飲食店を取材し、会員制交流サイト(SNS)で発信している。各店舗がいかに環境に配慮し、食品ごみを減らす工夫をしているかを分かりやすく伝えている。(長竹祐子)
 この学生は商学部三年の鈴木翔太さん(20)。アルバイト先のファストフード店で、まだ食べられるハンバーガーが時間の経過で次々に廃棄される光景に心を痛めていた。コンビニエンスストアで働く友人から聞いて、弁当やスイーツが大量に捨てられる現実も知った。
 今春から、大学のゼミでSDGs(持続可能な開発目標)について学び始めた鈴木さん。「自分たちにも何かができないか」と考え、「食品ごみ削減」を意味する名称の活動団体「FWR(Food Waste Reduction)」をゼミ仲間と発足させた。
 鈴木さんは、大学近くの茗荷谷エリアを中心に食堂、カフェ、製パン店などを取材。「過度な仕込みをしない」「刺し身をフライにする」「雨の日の生産量調整」など、それぞれの食品ごみを減らす取り組みを聞き、インスタグラムやツイッターで紹介している。
 鈴木さんは「趣旨に賛同して、学割サービスを提案してくれるお店もあった。PRした店に学生や住民が訪れることで、お店を守り、フードロス削減の促進を図れれば」と期待。コロナ禍でオンライン授業が多くて登校の機会は少ないが、「良いお店を学生に知ってもらい、大学に来る楽しみを一つでも増やしてもらえたらうれしい」と話す。
 SNSでの店舗紹介は「FWR」で検索する。今後、鈴木さんは冊子を作成し、十月の学園祭で配布する予定という。

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