鹿沼の子ども食堂に新米届いたよ 片庭農園から「秋の味覚」 きずなセットに加え参加世帯へ配布

2021年9月19日 07時46分

新米をプレゼントする片庭さん(左)と受け取る小田部さん=鹿沼市で

 新米が出回る季節を迎え、鹿沼市北押原地区の「子ども食堂ノエル」に、生産者から収穫したばかりのコシヒカリが届いた。新型コロナウイルス感染症の影響で子ども食堂は現在、中止している。このため新米は無料の食材「きずなセット」に加えられ、参加している子どもの保護者や高齢者世帯に配られた。子ども食堂の運営を代表する小田部周子(かねこ)さん(77)は「子ども食堂の再開まで、秋の味覚を楽しんでほしい」と話す。(原田拓哉)
 小田部さんは、地域で給食費の支払いに困っている世帯が少なくないと知り、二〇一八年八月に子ども食堂を開設。ボランティアスタッフらと週一回開き、小学生ら三十人が集まる。ボランティアの元教諭たちが、学習を支援。高齢者向けに、バンドを招いた音楽会なども開いている。
 新型コロナの感染拡大で今年二月からは開けず、代わりに「きずな弁当」を届けてきた。夏場は食中毒の心配から、レトルト食品や野菜などをまとめた「きずなセット」を配布。生理用品の購入に困っている女性も多く、メーカー側に支援を求めて「きずなセット」に生理用品も加えている。
 新米を贈ったのは、片庭農園を経営する片庭松夫さん(75)。八十キロのコシヒカリを一キロずつ袋詰めして施設に運んだ。片庭さんは、サクランボのシーズンに本場の山形県まで出向いてサクランボを仕入れて来て、子どもたちに楽しんでもらっている。片庭さんは「できる範囲のことをやっているだけ。鹿沼で米作りを頑張っている農家がいることを知ってもらえればいい」と話す。
 十月からは隔週ごとの「きずな弁当」も復活する予定という。

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