敵基地攻撃能力の保有 岸田氏と高市氏は前向き、河野氏は慎重 野田氏「優れた外交」訴え 自民党総裁選

2021年9月19日 12時13分
立候補を届け出た(左から)河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の各氏

立候補を届け出た(左から)河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の各氏

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は19日、フジテレビとNHKの番組で論戦を展開した。日本を狙うミサイルを相手領域内で阻止する敵基地攻撃能力保有論を巡り、河野氏が慎重姿勢を示し、前向きな岸田、高市両氏と立場の隔たりが出た。
 敵基地攻撃能力に関し、岸田氏が「用意しておくことも考えられる」と語り、高市氏は「敵基地の無力化をいかに早くするか」として精密誘導ミサイルの必要性を力説した。河野氏は中国への抑止力に言及し「勇ましい掛け声が良いというものでない」と主張。敵基地攻撃能力は「かえって不安定化させる要因」とした。野田氏は「最高の安全保障は優れた外交だ。自衛隊にあまり負担が掛からないソフトパワー発揮が日本の持ち味だ」と訴えた。
 河野、高市両氏は新型コロナウイルスに対応する医療体制を確立するための政府の権限強化に言及。野田氏は命令権限には反対した。
 4氏とも非核三原則の見直しに賛成しなかった。4氏とも河井克行、案里夫妻の公選法違反事件など「政治とカネ」問題や、森友学園を巡る公文書改ざん問題に関し、党が説明責任を果たす必要があると声をそろえた。(共同)

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