浅草に活気「もうひと踏ん張り」 「おかみの凄知恵」刊行記念 老舗そば店 「十和田」の冨永さんと東貴博さん対談

2021年9月20日 06時38分

浅草ROXで、これからの浅草について熱く語る東貴博さん(左)と冨永照子さん=台東区で

 「浅草おかみさん会」理事長の冨永照子さん(84)が著した「おかみの凄知恵 生きづらい世の中を駆けるヒント」(TAC出版、千三百二十円)の刊行記念イベントが十八日、商業ビル「浅草ROX」(台東区浅草一)で開かれた。冨永さんと、浅草出身のお笑いタレント東(あずま)貴博さん(51)が対談し、これからの浅草などについて語り合った。
 老舗そば店「十和田」のおかみの冨永さんは、東京五輪(一九六四年)の後に寂れた浅草を女性の力で元気にする活動に尽力。著書は、山あり谷ありの生涯を、おかみさん語録の数々と一緒にまとめた。
 対談で東さんは、本に載っている冨永さんの言葉のうち、「小さいお金は使う。大きなお金はもらう」がお気に入りと明かし、「おかみさんの生き方って、うまく根回しして、いろんなことをやり、人情がお金に変わっている」と指摘。これを受けて冨永さんは「東くんと二人で頑張って、お金持ちに気持ち良く劇場を造ってもらわなきゃ。浅草は大衆芸能の街でしょ。それが最後のご奉公」と、浅草の今後を語った。
 東さんは、浅草でもんじゃ焼き店を経営しており、二人はコロナ禍の観光客減にも言及。「浅草に活気が戻るまで、おかみさんは死ねない」と話す東さんに、「もうひと踏ん張り」と応じた冨永さん。「この勢いだと、百四十歳まで生きる」と東さんがトークを締めた。(井上幸一)

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