伊豆の国市 「オンライン窓口」実証実験 転出届など支所で受け付け 年末まで 韮山、大仁の2カ所

2021年9月20日 07時52分

実証実験に先駆け、オンラインでの手続きを体験する山下正行市長=伊豆の国市で(市提供)

 伊豆の国市は、市役所の本庁(伊豆長岡庁舎)でなければできない行政手続きを、韮山、大仁の両支所でも可能にすることを目指し、ウェブ会議システムを活用した「オンライン窓口」の実証実験を始めた。転出届と国民健康保険の脱退届を対象とし、年末までの実験の成果や市民の意見を踏まえ、他の手続きへの拡大も検討していく。
 行政手続き効率化を手掛ける「グラファー」(東京)のシステムを活用。本庁の職員と支所に来た利用者はモニター越しに会話ができ、対面と同じ環境で手続きを進められる。職員はモニター越しに必要な情報を聞き取って、同社の電子申請サービスのウェブページに入力。完了後に支所の機器から書類を印刷し、利用者に確認してもらう。
 二〇一五年度まで、住民異動など市民課が担当する主な手続きは、本庁だけでなく両支所でもできた。しかし、一六年からマイナンバー制度が本格実施され、個人情報保護の厳格化が求められた。そのため市は同年四月から、手続き業務を本庁舎に集約していた。
 今年四月の市長選で山下正行市長が初当選。昨年、東京から現在の家がある旧韮山町に戻った際、転入手続きが支所でできなかった。そのため当選後の所信表明で「一般的な手続きは支所でも完結」と掲げ、実証実験につなげた。山下市長は十七日の会見で「技術革新は進んでいる。情報通信技術(ICT)の活用で、利便性を高めたい」と話した。(渡辺陽太郎)

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